ポチくん、ありがとう。
2014年 05月 08日
先月6日。
末期の腎不全と診断され、
獣医さんも「どうして生きているのか。。」と驚きの数値(血液検査)だったポチくん。
余命3日と言われてから1ヵ月。
ごはんも食べられるようになり、
お散歩にも行けるようになって、
「食べたーい♪」ってジャンプまでするようになって。。。
それでもついにこの日を迎えてしまいました。
ポチくん、今朝がた、亡くなりました。。
1週間ほど前から気持ち悪さを訴えるようになり、
これまで好んで食べていたものさえ、まったく食べられなくなりました。
食べたい気持ちはあるのに、匂いを嗅ぐと、気持ち悪くて顔を背ける。。。
あれこれ工夫してなんとか食べられた時期を過ぎて、
水分さえも取りたがらない時期に入り。。。
なにを差し出しても「いやだ・・・」と。
もう1度復活してほしい。。。。という願いはありつつ、
忠誠心にあふれ、私が言うこと やることに決して
NOと言わなかったポチが初めて示した NO です。
私の願いより。。。ポチの願いを聞いてあげたい。
もうムリに食べさせたり飲ませたりするのはやめて、
ポチの 食べたい気持ち が 気持ち悪さ に勝ったときにだけ、お手伝いをしていました。
あとは点滴だけが頼みの綱。
点滴だけでは。。。は、分かっていました。
食べることの大切さを痛感する1週間でした。
だんだんに弱っていったポチくん。
昨日の夕方仕事から帰り、
母とバトンタッチして過ごしたいつもの時間。
お風呂とトイレ以外、ずっとポチのそばにいました。
振り向けば必ず目が合い、
やせ細ったポチの背中をポンポンしながら、
隣どうし離れず、7時間半を過ごしました。
苦しそうに、しんどそうに、気持ち悪そうにしているポチに、
「 もう頑張らなくっていいよ。
まさおさんやれいこはんが迎えに来たら、
安心してついて行っていいんだよ。 」 と、伝えました。
すでに朦朧としはじめたポチが私を見て、私もポチを見ました。
この後すぐにポチは意識が混濁して、
苦しいながらに眠りにつきました。
数時間後、
ポチはいつもの場所で、いつものスタイルで、
頑張って疲れ切った体を抜けて、まさおさんたちの後をついていきました。
2014.5.7 生前最後の写真です。
ポチと出会ったのは、2012年11月。
朝デニ(ファミレスのモーニング)に出掛ける途中、
床屋さんの前をトボトボ歩いていたのを見つけて、後を追い、
話しかけると、足をとめて、なんの抵抗もなくうちの車に乗り込んだところから始まりました。
その後飼い主さんが見つかることはなく、
里親さんとの出会いもないまま月日が経ち、
ポチに惚れ込んだ私の願いが叶い、2014年、正式に家族になることが出来ました。
ポチはいつも、
ポチがいるサンルームのサッシの掃除をする私に付き合ってくれました。
ポチはいつも、
出先から帰る私に一番に「おかえり!」のしっぽ振り振りをくれました。
ポチはいつも、
草刈りに精を出しながら虫におびえる私を励ましてくれました。
ポチはいつも、
構って!構って!という私のしつこいアプローチを温かく受け入れてくれました。
ポチはいつも、
いつもポチは、
ただただそこにいて、無限の愛情を向けてくれました。
本名 ポチ太郎。
あだ名 ポチ。ぴーちゃん。ぴぴちゃん。
私はいつもポチをぴぴちゃんと呼んでいました。
昭和な男ポチ。にとって、
「ぴぴちゃん」の呼び名がみんなにバレるのは照れ臭いことかもと思って、
この呼び名は家の中でだけにしていました。
ラットテールをパピパピ揺らし、
「なんかくれる?」と見上げる瞳は黄金色。
大好きなぴぴちゃん。
苦しかった時間と体から抜けて、
やっと楽になれたかなぁ。
本当はもっとずっと一緒にいたかったけど、
ぴぴちゃんが苦しいのはいやだから、
これでよかったのだ。と、自分に言い聞かせています。
ポチのことを心配してくださった多くのみなさまから
たくさんの「美味しい」を頂きました。
そのすべてを食べきる前に逝ってしまいましたが、
ポチくん この1ヵ月は毎日がご馳走で毎日がパーティーでした。
ポチの余生をたくさんのご馳走で埋め尽くしてくださったみなさまに深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
ポチ・杏
本日火葬です。
一緒に過ごした1年と少し。
人によってはわずかばかりと感じる時間かもしれないけれど、
たしかに私たちは家族として暮らし、たしかな家族の絆を作り、
たくさんの笑顔で、たくさんの思い出を作ることが出来ました。
ポチが生まれてきてくれたこと、
ポチと出会えたこと、
ポチと家族になれたことに感謝して。。。
本当にありがとう、ぴぴちゃん。
by siawasesagasoh
| 2014-05-08 14:59
| ぽちたろう(決定)