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うちのまさおさん。




うちの大事な親分、まさおさん。


食いボケのような症状が1年くらいあり、

今年に入ってだんだんにまだら食いになり、

先週あたりからはほとんど食べられなくなりました。


ここ3日間は絶食のような状態で、シリンジで流し込んでも、

頑固一徹のまさおさんは、ぺゃっ!と吐きだし(押し出し)、

しゃらくせぇ!とばかりに目が文句を言う、言う(-_-;)




毎日輸液で「生」を繋いでいます。







だけど、今朝はハム2枚食べられました♪


たった2枚。されど2枚。

そんなことが天にも昇るほど、嬉しいのです。



私は普段わんこに、人間用に加工された食品をあげません。

たぶん、一般的に見ても、徹底してあげないほうだと思います。



今までは、

人間用の物は塩分が多いから・・とかであげていなかったのですが、

こうして老犬介護をする生活が普通になってくると、
(メンバーは違えどわんこの介護は3年半ほど継続中)

人間用の食品を食べていなかった子の食欲が無くなったときに、

代替え品がすごく豊富にあるということに何度も救われました。




といってもまさおさんみたいに頑固だと

「食わぬ!」と決めたら何が何でも食べてくれないのですけど・・(>_<)







               ▽ 今年1月 雪の日
うちのまさおさん。_c0264744_1355437.jpg







立たせたら立つしかなく、座らせたら寝そべるしかなく。

調子の良い日はあてどもなく旋回し、

いずれどこかに詰まって、へたりこみ、寝る。





自力で色々なことが出来なくなってきているまさおさん。





私がまさおさんに出会った約10年前、

まさおさんは完璧に自立していた。





預かりとして飼い主として、

ごはんやお散歩やその他のことはもちろんやるけど、

まさおさんにとってそれは別に私でなくてもよくて、

やりたくないならやらなくていいよ、ぼくは大丈夫だから。くらい、

本当にそれくらい自立していたし、実際私がお世話をやめても、

たぶんまさおさんは自力で未来を切り開くくらいのことは出来ると思う。



お手とか、お座りとか、

そんなことは出来なかったけど、

ひとりで生きれる自信と、

誰かを守れる強さと、

万物に優しく出来る大きな包容力を持った、

まさに、完璧な犬だった。



私なんかがいなくても、
まさおさんの犬生は揺るぎなくそこにあり、

私なんかがいなくても、
まさおさんの幸せは確かにその手に握られていて、

私なんかがいなくても、
まさおさんのその生きざまは誰にも汚されることなく常に極みにあった。




だから私はいつもまさおさんにくっついていた。

離されないように。離れないように。






だけど今、

老いがまさおさんを包み、

やっとやっとやっと、

私の超絶片思いから抜け出してほんの少し

「ぼく(まさおさん)が生きてく上で必要な人」くらいには思ってくれている気がする。









・・・・・・私、調子にのってるかも(>_<)?!





       ▽2012.11のまさおさん
うちのまさおさん。_c0264744_143594.jpg





だけどそれは同時にお別れの時期が遠くないことも示しているのだけれど、

私はまさおさんとの別れに怯えないでいたい。




家族として生きる!と決めたとき、自分が望んだことだから。





       ▽こちらも昨年11月のまさおさん(と、なり太)
うちのまさおさん。_c0264744_14372622.jpg





あんなに大きいと思っていたまさおさんも、

今ではすっぽりと腕の中。



小さくなっていく、大きな存在のまさおさん。




今夜はなになら食べられるかな?
by siawasesagasoh | 2013-08-01 14:47 | 愉快ななかまたち

家族のいない犬猫と出会い保護する中で学ぶことがいっぱいです。一生懸命生きようとする犬猫の役に立ちたい!


by siawasesagasoh